ヴァージルドナティ スペシャルドラムセミナー
去る1月29日/新宿、2月6日/大阪にて、村石雅行スペシャルドラムセミナーを開催しました。今回は生(アコースティック)ドラムとしては久々の村石さんのドラムクリニック。最近愛用のマスターワークスのドラムセットと リリースしたばかりの本人のシグネチャースネアドラムのサウンドを徹底的に解説、そしてお客さんを圧倒する超絶なプレイで、素晴らしいサウンドを聴かせてくれました。
2005年1月29日(土) 17:30〜
2005年2月6日(日) 18:00〜
会場:一心寺シアター 倶楽部
主催:ドラムショップACT
クリニックの内容を紹介しますと、、、。まず村石氏のマスターワークスのドラムセットですが、タムとフロアタムは外側にブビンガ、中がメイプル、最内側にはカーボンをラミネート、キックは計10plyという厚さで、内側にはマホガニーをチョイスしてます。(詳しくはwebのアーティストセットのページを参照ください http://www.pearlgakki.com/drums/artist/artist_index.html) タム類はアタックが強調され、キックは口径20"とは思えないほどのアタックと抜群のローエンドが特徴とのこと。
そして何よりも、今回リリースしたシグネチャースネアドラムについては、これまで製造した試作モデルを数台披露しながら、この仕様に至るまでをじっくり解説してくれました。まず、ブビンガ / メイプル / バーチ / カーボンで計16ply という驚異的な厚さのシェル。とにかく 分厚いシェルにしたかったとのこと。13"×6.5"というサイズに関しては、そう体の大きくない日本人なんかにとっては 13"がちょうどいいサイズで、深さ( 6.5")や厚めのシェルによる抜群のアタック感とボリュームでバランスが取れているよう。そして、ゴースト(音)が周りの人にも聴こえ易くなるように空気穴を全箇所(計8個)に取り付け。倍音の出方がセーヴされ、ゴーストを多用する村石さんならではのスティックワークのニュアンスがリアルに得られる点なども挙げた。このクリニックで4曲披露したデモ曲のうち、思いっきりローピッチにしたサウンド、そして最後の曲では逆にハイピッチにしたチューニングで、サウンドバリエーションの豊富さを実証。「このスネアドラムがこれまでのドラム人生の集大成」と本人が言うほどに、素晴らしい仕上がりになっているのが、来場したお客さんにもしっかりと伝わったかなと思います。
シンバルはもちろんSABIAN。シズル付きの17"のロックタゴンをメインのクラッシュ代わりにチョイス。そしてこの日のハイハットはHHの12"のモデル。自ら天邪鬼(あまのじゃく)と認識するほど、人と違ったモノだったり、変わったモノだったり、時には見た目からのチョイスであったり、村石流の楽器選択の基準がちょっと分かったような気がします。そして右側のライド(トップ)位置には、これも愛用のHH-18"Medium Heavy Ride。トップとしてしっかりビートが刻め、またクラッシュとしても、十分対応できものをチョイス。一枚のシンバルでいろんな役割を担える そんなシンバルとして気に入っているようでした。パールの最新ハードウエアについても、「重量の増したスタンドのおかげで、特にシンバルの音がキレイになったね。それと、ワンタッチで着脱できるウイングロック(WL-200)が気に入っている」と大絶賛。
楽器についての話しだけでも語りきれないほど、いろんなヒントを教えてくれましたね。本人曰く「エレドラとアコースティックのドラムは全く別物。目的に応じて選べばいいんじゃないかな」とも。とりわけ今回は、アコースティックドラムの魅力をいろんな角度から検証してくれました。このマスターワークスのセットは、もちろん本人同様のセットを造ることは可能ですので、その際はお問合せください。またご存知の通り、シグネチャースネアは全国のパールドラム取り扱い楽器店で展示中! 「最初は鳴らないかもしれないけど、1年〜2年経つと凄い音になるから」とは本人のコメント。是非、お店で試奏のうえ、ゲットしてみてください。

シグネチャースネアについての詳細は、こちらをご参照ください。
後半は来場者が普段抱える悩みにひとつひとつ応えるQ&Aのコーナー。村石さん自身の経験から、とっても分かりやすく丁寧に応えてくれました。そして、自分自身もまだテクニックが凄いと思ってる訳ではなく、とにかくもっとみんな練習/鍛錬が必要、と来場したドラマーにメッセージ。ドラムって簡単なようで難しい楽器。村石さんの言う通り練習しかないですよね。参加したドラマーの中には早速家に帰って日々練習に励んでいる人もいるようで、スランプに陥っているドラマーの方がいたとしたら、この言葉で目が覚めたのではないかと思います。無骨ながらも村石さんならでは言葉とプレイで魅了してくれた今回のスペシャルセミナー。また場所を変えて実現していきたいと思ってます。参加頂いたみなさん、サポートしてくださった東放ミュージックカレッジの方々、大阪アクトのスタッフのみなさん、そして何よりも全力投球で挑んでくれた村石さん、ありがとうございました !!