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10月25日、ヤーノシュ・バーリント及びカタリン・クラマリッチの両氏によるイベントがパールフルートギャラリー(東京)にて行われました。 午前中は特別企画としてヤーノシュ・バーリント、カタリン・クラマリッチ、及び石橋衣里さん(pf.)による公開リハーサルが催されました。聴講40名を超えるお客様の来場で大盛況。 ヤーノシュによると「リハーサルをこれだけの人に見られながら行うのは初めて。でも皆さんとても真剣に楽しく聴いている姿を見て5分間で自分のリハーサル・パターンにもっていく事が出来ました。エリ(石橋衣里さん)も素晴らしい。今朝音を合せたのに既に4〜5回打合せた後のような完成度でした。」と信頼するパートナーと公開リハーサルを楽しんだようです。 カタリンもリラックスしており、ヤーノシュとのデュオを一通り合せるとソロ曲の練習に取り掛かりました。「カタリンの集中力は物凄い」とヤーノシュが高く評価するだけあって一人黙々とスタジオにこもって練習する姿は可憐なイメージとは違い、迫力迫るものでした。演奏者同士が途中で曲を停めてアイディアを出し合うシーンもかいま見られ、フルートもピアノもどんどん鳴りが発展していく過程を皆さん大変興味深く見て頂けたのではないでしょうか。 |
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午後は公開式のマスタークラス。協奏曲を選ばれた受講者が多く、「協奏曲では特にオーケストレーションを常に頭において音色や表現を選択していきます。 例えばこのフルートのメロディをどの楽器がどういったアーティキュレーションで引き継いでいくのかとか、フルート・ソロのバックでどのような音楽が鳴り、和声が進行しているのかとか、様々な条件を見極め表現を選択する必要があります。 単にソロのメロディから受ける感性やパート譜に書いてある記号だけで判断してはいけないのです」というヤーノシュのアドバイスにはまさにオーケストラ・プレーヤーの真髄が出ていました。 一人50分の持ち時間はあっという間に終わり、中には80分を超える熱い講義も。終了後はカタリンも交じえての懇親会で、受講・聴講の方々と最新作品や楽譜についての情報交換も見られました。昨日来日したとは思えないタフなアーティストの情熱は来場された皆さんにしっかりと伝わったようです。 |
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10月27日の福岡会場を皮切りにコンサート・ツアーが始まりました。晴天の福岡へ到着、いよいよ会場リハの開始です。よりよい響きを求めて微妙な立ち位置を選択していく両人。エアコンの音も出来るだけ聞こえないように配慮するなどファンへの気配りも十分。 大阪では1000人入った大ホールでの演奏、名古屋も非常に音響のよい会場といずれの演奏会も大好評頂き、いよいよ東京・浜離宮ホールで終演となりました。演奏終了後も大勢の音楽関係者やファンの方が楽屋へお越しになり彼の人柄を感じさせました。 ところでコンサートでヤーノシュの衣装をご覧になられたでしょうか?ハンガリーの伝統的なもので100年前に使われていたものを再現した衣装だそうです(本人いわくボタンが多く着替えるのが大変だとか)。選曲もハンガリアンの土臭い民族音楽を感じさせるものが多く取りこまれていたのは皆さんお聴きになられたとおりです。 後半、カタリンのスケルツォ・タランテラやヤーノシュのカルメンファンタジーといった超絶技巧曲は特に皆さんの印象に残ったようでしたが、さすがの彼等も大変な集中力を必要とするようで舞台袖での準備に余念がありませんでした。 |
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楽譜をめくる時間もない難曲なので、カタリンの楽譜はまるでオーケストラの総譜本のようにページを小さくし一曲全部をプレート一枚に貼り付け(ちなみに休める場所は途中の3小節だけでカタリンはそこにまるで休日の印のように赤い丸を書いてます!)、ヤーノシュも一枚の長い楽譜になるようにテープで繋げ2台の譜面台を使用していました。 これらはバーリント編曲によるオリジナル・アイディアが盛り込まれている日本初公開のもので、お聴きになられた方には大変貴重だったと思います。 なお、お問合せの多かったアンコール曲の作曲者と題名を紹介しておきます、いずれもハンガリー人の作曲家によるものです。 |
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【アンコール曲名】 イェヌー・フバイ(J. Hubay):バーリント編曲「Hejre Kati 」 (イャッホー!カティ!:邦題は仮のものです。カティ=カタリン・クラマリッチのこと) ベラ・バルトーク(B.Bartok):「村の夜」 F.ドップラー(F.A.Doppler):「ハンガリーの主題による小二重奏曲」 作品36より終楽章 (Duettino Hangoris, Op.36) |
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60周年記念演奏会 プログラム・ノート 解説:横内絢(フルーティスト)〈PDF-128KB〉 |
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