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フルートのリペア。実際の作業とは?

フルートのリペア。実際の作業とは?

最近はリペアの重要性にも注目が集まり、多くのお客様がフルートギャラリーにご来店されます。

 

 事故(楽器を落としてしまった!とか)などの修理はさておき、通常の定期調整とは、実際にどんな作業が行われ、どんな効能があるのでしょうか?今回はそれをすこし紹介してみます。

 まず、お客様から、お預かりする楽器の状況、特定の音が出にくい箇所など、気になる部分を聴き、メンテの重要ポイントを想定します。

 

 

 リペアマンの試し吹き =

  演奏ではありません。音の出やすさをチェックします。

  普通に吹いても分かりにくい、不調の部分を見つけます。

 

 光で透かしてみたり、

 タンポとトーンホールの隙間で薄紙を引いてみます。

 不調箇所をすばやく発見する事は、結構熟練が必要です。

 

 

分解=過去何回かお話しに登場したドライバー。各職人が自分で研いだものを使います。

 

分解したら、(必要に応じ)タンポを外し、適切な調整紙(0.1~0.02mm厚)を選び、必要な部分の形を切ります。カップの必要箇所に入れ、タンポを閉じます。

 

微妙な合わせには「ひねり」も正しい調整方法です。「ヘラ(各種あります)」を必要箇所に当て、目では見えない僅かな傾きを作ります。

 

 仮組みして、ちゃんと調整されているかの確認をします。

 

このように右手と左手の一つ一つのキー(H足部管だと全16箇所)をまず調整。何回か繰返し、精度を上げていきます。それが出来たら、左右で連動するキー同士の「連絡」を見ます。胴部で8箇所(Eメカ付の場合)、足部で1箇所の連絡を見ます。

 

 作業完了したら、最終確認はお客様にして頂きますが、音具合をリペアマンにも聞かせて頂けると嬉しいです。「特に不満はないけど、1年経過したので持って来た」というお客様が、楽に音が出せる、音色の変化が付けやすい、等々驚かれる事も珍しくありません。楽器は微妙に日々変化していくので、使っているご本人には分かりにくいのです。

このような作業で約2時間ほど、5,000円程度(内容によって変わります)が目安となります。当日仕上りを希望される場合は予めご予約ください。

 

予約・お問合せ:

 パールフルートギャラリー東京

  TEL 03-3836-1610

 パールフルートギャラリー大阪

  TEL 06-6282-0660

  (10:30AM-18:30PM、日祭定休)

 

なお、当社で定期的に開催する人気の「無料調整会」ですが、作業時間は1本20分程です。これは調整の重要性をお知らせするイベントです。リペアマンと顔を合わせて確認・応急処置をする機会、とお考え頂けると幸いです。